2008年8月11日月曜日

☆ジャイロX☆ フロントタイヤ交換&ホイール塗装

頼んでいたフロントタイヤとチューブが届いたのでタイヤ交換と
ついでにホイールを塗装し直すことにする。

初期型ジャイロはフロントが8インチなのでタイヤの選択肢が
少ない。ネットで検索してダンロップのTT100GPというタイヤ
にした。
TT100という名前がつけば、だいたい昔のマン島TTレースの
名を冠した商品で、クラシックスタイルで性能がよいものが多い
というイメージをもっているので、そんな理由で決めた。
というより手頃な値段だった。



ダンロップTT100GP 3.50-8  3000円
ダンロップノーマルチューブ 3.50/3.75-8 800円
タイヤを交換するにはタイヤをはずさなければならない。
ということで初歩的な作業であるが参考までに記録しておく。

タイヤは真ん中のシャフトを抜けば、はずれる訳だがジャイロ
にはカバーがついているので、まずこいつをはずす。
ビス1本で止まっている。

カバーをはずした状態。


シャフトのボルトをはずすとタイヤがはずれる。写真の反対側に
ブレーキが付いている。
ブレーキはカパッと抜ける。作業しづらければブレーキワイヤ
ーをあらかじめはずしておいたほうが楽かもしれない。
ブレーキシューはまだまだ使えるほど残りがあるので問題なし。
タイヤ交換するためにホイールをはずすのだが、ジャイロは
合せホイールなので簡単。
写真にあるボルトを全部はずせばホイールが2つに分かれ
るのだが、その前にタイヤの空気を抜いておかないと弾ける
ので要注意。
ボルトをはずして、ホイールハブをはずした状態。
ホイールを塗装するために錆を落とす。わりと錆が出ている
のでワイヤーブラシでおおざっぱに落とす。

ワイヤーブラシの後は紙ヤスリをかける。今回は錆を多い
ので320番を使用。
錆がなければ600番程度で。

下地のプラサフを吹く。ホームセンターで売っているソフト99
の製品。1本800円くらい。

プラサフを吹いたとこ。本当は1000番程度のペーパーで
水研ぎするのがベストだけど、そこまで今回は求めていない
ので省略。
シルバーのラッカースプレーを2回吹いた後に仕上げにクリア
ーを2回吹いて完成。

あとははずした時と逆の手順でタイヤにホイールを組み込む。
この時、チューブを噛み込まないように空気を少し入れておく。
タイヤとホイールの接触面に石鹸水でも塗っておくとすべりが
よくなりエアーを入れた時にきっちりはまりやすくなるが、
今回はタイヤが細いので省略。
はずした時と逆の手順でタイヤを取り付けて完成。
やっぱりホイールはシルバーが一番いい。
白いホイールというのはどうも嫌いだ。
リヤタイアはどうするか検討中。
この初期型の6インチホイールというのはタイヤの選択肢も
ほとんどないので8インチか10インチに変更するのがベスト
だろう。
その場合、3穴ホイールハブから6穴ホイールハブへの変更
やホイールスペーサーが必要となってくる。
ジャイロの改造で一番金のかかるのがこの部分だ。
別にミニカー登録は考えていないから、トレッド幅の制限も
ないし、幅広タイヤも必要ない。
実用的でクールなカスタマイズを目指す。

2008年8月4日月曜日

☆ジャイロX☆ 車体カバー取り付け

ジャイロXは、今、車体のカウル、カバー類がすべてとりはずされた
ストリップ状態。

これからカウル類を取り付けていきます。

はずす場合は、これと逆の手順で。



ハンドル回りのカバー以外をすべてはずしたジャイロX TD001-100



①まずは、写真ではわかりづらいが、ガソリンタンクとエンジンの間
にある黒い「フレームリヤアンダーカバー」を取り付ける。

これは4箇所のボッチをフレームの穴に差し込むだけなので、工具はいらない。

次は足を乗せる所の「フロアレッグシールド」を取り付ける。
こちらは4本のボルトで止まっている。




②リヤ部分の「フレームボディリヤカバー」を取り付ける。
オイルタンクのキャップがひっかかるのではずしておく。

③リヤの「ラゲッジキャリア」を取り付ける。
④シートを取り付ける。
⑤フロントの「フロントカバー」を取り付け、カゴも付ける。
⑥ハンドル下側にある「ハンドルロアカバー」を取り付ける。
⑦ハンドルロアカバーの下にある「ヘッドパイプカバー」を取り付ける。
※注意 ⑤~⑦はこの手順で進めないとうまくいかない。
  やり直すハメになる。(二度やり直した..)
  
風防の「スクリーンステー」を取り付ける。


バックミラーとエンジンの「リヤフェンダー」を取り付けて終了。
これでやっと、どノーマルのジャイロXが完成。
とりあえず正常に動くので、ここからはじっくりとカスタムしていくことにする。
まずはフロントタイヤがひび割れて切れているので、
タイヤとチューブをオーダーしたところ。
それと今日、ヘルメットを買ってきた。
 

ジャイロX 復活

ジャイロxの問題部分の修理が終わり、いよいよエンジン始動に
とりかかる。キャブはオーバーホールといきたいところだが、まだまだ
正常に走れるのかわからないので、今回は部品交換などをせずに
バラして中をパーツクリーナーで洗浄する程度にしておく。

車体はカウルを全部はずしたストリップ状態なので、つけるとめんどく
さいので、このままエンジンをかけてみることにする。
ガソリンタンクは、まだつけていないのでキャブの吸入口から直接、
ガソリンを入れてキックしてみる。が、プルルンともいわない。
何回かキックしてみても、まったく手ごたえなし。
まず、考えられるのは火花が飛んでないことだろう。と思いプラグを
はずしてチェックするとプラグはびしょびしょ。プラグをエンジンにアー
スさせて、キックしてみるとやっぱり火花が飛んでない。問題はここみ
たいだ。なんで飛ばないのか、しばらく考える。接触不良または断線、
CDIが壊れているのか..そのあたりだろう。
と思ったが、もしやと思い車体からはずされてブラブラしているCDI
を車体にアースさせて、キックしてみると火花が飛んだ!
なんだ、コイツだったかとひと安心。バイクや自動車の電装部品は
ほとんどが本体アースだから注意しましょう..。

プラグをエンジンにセットして、キックするとブルルルと一発でエンジン
が目覚めた! やったーという瞬間。修理の醍醐味ってこれだね。
その後、一日気分がいい。


あとは頼んであった燃料ホース類を交換して、タンクを取り付ける。
ホース類は全部で6533円と少し出費がかさんだが、エンジンさえ
かかれば、そんなのはたいして気にならない。
ちなみにホース類はパーツリスト上では、それぞれ部品番号があり
それでオーダーしたが、実際にきたのは同一サイズの1mとかの
切り売り物で、自分で適当なサイズにカットして使う。


このへんのゴムホース類をすべて交換。かなりボロボロだった。
この真ん中のフューエルストレーナーカップもまっ茶だったので
新品に交換したが、はずしてみたらプラスチック製だと思ったのが
ガラス製だった。洗浄すればそのまま使えるので、交換する必要
はなかった。840円もした。

2008年8月1日金曜日

☆ジャイロX☆ ガソリンタンクの錆取り

キックとアクセルワイヤーが直り、少し先が見えてきた。

次はガソリンタンクの錆取りだ。
バイク屋がキャップを開けたら、すごいにおいで気持ち悪くなったという
腐ったガソリンがゼリー状になり、錆だらけのちょっと手強いタンクだ。





中に見える黒いのが全部錆。ガソリンが腐ってゼリー状になっている。
独特のニオイがする。


さっそくネットで調べてみる。けっこうタンクの錆取り関係は出てくる。

みんなかなり苦労しているみたいだ。錆取り用の薬剤もいろいろ出てい
るがけっこう高い、3000~5000円くらいはする。

このジャイロにそんな贅沢はできない。
あちこちにサンポールを使ったブログがあり、安くて効き目も抜群らしい。
という事でこの方法でいくことにする。





ジャイロのタンクなら、サンポール2本とマジックリン1本でOK


さっそくドラッグストアに行って、1本198円のサンポール(500cc)を
3本とマジックリン(500cc)を1本買ってくる。

サンポールは強力な酸性洗剤で酸で錆を溶かす、そのまま放置すると
すぐに錆が出てくるので、アルカリ性のマジックリンで中和させるという
手はずだ。
とブログに書いてあった。

タンクの残量計をはずし、下側のパイプなどの穴をガムテープでふさぎ、
上からとりあえずサンポールを1本入れてみる。

注入口あたりの錆にサンポールを少しかけ、ブラシでこすると錆はあっ
という間にとれる。  かなり強力で、気分がいい。

サンポールがちょっとこぼれるとオキシフルのようにジュワジュワと泡立ち、
まさに劇薬。  目に入ったらかなりヤバい。

原液のまま、ゆすってタンク内にまんべんなく行き渡らせて10分ほど放置。
その後、水をタンクいっぱいまで入れて、1時間ほど放置する。

これでだいたいの錆は取れるらしい。

1時間ほど経って、水を抜くとまっ茶な錆とゼリー状のかたまりがかなり
出てきた。だいたいの錆は取れたが、タンクの底のほうに茶色の錆が
まだ見える。

棒でつついてみると残っているのはゼリー状のやつだ。
再度、サンポールを1本入れて、徹底的にやっつけることにする。





ゼリー状のやつは竹のヘラでこじって取る。



ただ、タンクをゆする程度では、このゼリー状はとれないので、
落ちていた竹でヘラを作って、こいつでこそげ落とす。

ほぼ取れたところで水を入れて洗い流すとヤギのふんのような
ゼリー状のかたまりがコロコロとでてきた。

よく水で洗浄してから、マジックリンをほぼ1本入れ、まんべんなく
タンクの中で回して中和させてから水で洗浄し、終了。

ほとんどタンクの地肌が見えて、錆は取れた。
このまま放置すると錆が出そうなので、CRCをタンク内に吹き付け
ておいた。




こいつがゼリー状のやつ。この3~4倍は取れた。


古いタンクだとサンポールが強すぎて、タンクに穴があいてしまう
ようなことがブログに書いてあったが、この初期型ジャイロのタン
クはけっこう頑丈でそんな心配は無用だった。

原液のままで問題なし。

タンクがきれいになったところで、燃料系のゴムホース類がかなり
痛んでいるので、こちらは安全のため全部取り替えることにし、
部品をオーダーする。






タンクの錆はほとんど取れてピカピカ。

気持ちがいい。