次はガソリンタンクの錆取りだ。
バイク屋がキャップを開けたら、すごいにおいで気持ち悪くなったという
腐ったガソリンがゼリー状になり、錆だらけのちょっと手強いタンクだ。
中に見える黒いのが全部錆。ガソリンが腐ってゼリー状になっている。
独特のニオイがする。
さっそくネットで調べてみる。けっこうタンクの錆取り関係は出てくる。
みんなかなり苦労しているみたいだ。錆取り用の薬剤もいろいろ出てい
るがけっこう高い、3000~5000円くらいはする。
このジャイロにそんな贅沢はできない。
あちこちにサンポールを使ったブログがあり、安くて効き目も抜群らしい。
という事でこの方法でいくことにする。
ジャイロのタンクなら、サンポール2本とマジックリン1本でOK
さっそくドラッグストアに行って、1本198円のサンポール(500cc)を
3本とマジックリン(500cc)を1本買ってくる。
サンポールは強力な酸性洗剤で酸で錆を溶かす、そのまま放置すると
すぐに錆が出てくるので、アルカリ性のマジックリンで中和させるという
手はずだ。
とブログに書いてあった。
タンクの残量計をはずし、下側のパイプなどの穴をガムテープでふさぎ、
上からとりあえずサンポールを1本入れてみる。
注入口あたりの錆にサンポールを少しかけ、ブラシでこすると錆はあっ
という間にとれる。 かなり強力で、気分がいい。
サンポールがちょっとこぼれるとオキシフルのようにジュワジュワと泡立ち、
まさに劇薬。 目に入ったらかなりヤバい。
原液のまま、ゆすってタンク内にまんべんなく行き渡らせて10分ほど放置。
その後、水をタンクいっぱいまで入れて、1時間ほど放置する。
これでだいたいの錆は取れるらしい。
1時間ほど経って、水を抜くとまっ茶な錆とゼリー状のかたまりがかなり
出てきた。だいたいの錆は取れたが、タンクの底のほうに茶色の錆が
まだ見える。
棒でつついてみると残っているのはゼリー状のやつだ。
再度、サンポールを1本入れて、徹底的にやっつけることにする。
ゼリー状のやつは竹のヘラでこじって取る。
ただ、タンクをゆする程度では、このゼリー状はとれないので、
落ちていた竹でヘラを作って、こいつでこそげ落とす。
ほぼ取れたところで水を入れて洗い流すとヤギのふんのような
ゼリー状のかたまりがコロコロとでてきた。
よく水で洗浄してから、マジックリンをほぼ1本入れ、まんべんなく
タンクの中で回して中和させてから水で洗浄し、終了。
ほとんどタンクの地肌が見えて、錆は取れた。
このまま放置すると錆が出そうなので、CRCをタンク内に吹き付け
ておいた。
こいつがゼリー状のやつ。この3~4倍は取れた。
古いタンクだとサンポールが強すぎて、タンクに穴があいてしまう
ようなことがブログに書いてあったが、この初期型ジャイロのタン
クはけっこう頑丈でそんな心配は無用だった。
原液のままで問題なし。
タンクがきれいになったところで、燃料系のゴムホース類がかなり
痛んでいるので、こちらは安全のため全部取り替えることにし、
部品をオーダーする。
タンクの錆はほとんど取れてピカピカ。
気持ちがいい。
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